4歳の娘との映画鑑賞記録 ~風人日記~

最近は娘と一緒に映画を観ることが多いので、感想だけでなく、そのときの娘の様子なども記録していきます。 子供にどんな映画をみせたらいいかの情報も募集中! 子供が生まれる前の感想もそのまま残してあります。

 ジョニー・トー監督によるアンディ・ラウ着ぐるみシリーズ第一弾!(第二弾は『マッスルモンク』、笑。レビューはこちら

 アンディ・ラウって香港芸人の鑑だねい!と改めて思う。出演作の多さといい、何でもやるという姿勢といいかつてのチョウ・ユンファを思わせる。いつもは精悍すぎてユンファにはあった愛嬌(?)がなくちょっと間違えるとすごく神経質そうに見えるアンディだが、今回はコロコロのおデブメイクのおかげでかわいらしい。役柄的にもやがては自分のもとを去っていく女性のために尽くす、というものでこういう役をアンディが演じるのも珍しい(たぶん…)。アンディ・ラウのお気に入りの役というのもうなづける。
 同じ着ぐるみアンディでも『マッスルモンク』とは異なり、終始ニコニコしながら楽しめる、素敵な作品。というかアンディ・ラウとサミー・チェンのおデブ姿をみてるだけで笑顔になってしまう。加えて日本が舞台なのでちょっと変な日本語も楽しめる。もちろんストーリーもよい♪後半にはちょっと泣けそうな展開もある。男はこうあるべき!という一例ですな。
 テーマ的には一見「姿がどうあろうと愛には関係ない」というもののようでいて、実はそうでもないというのが弱いところだが、まあこの際そんなことはどうでもいいとしておこう。
 最近、お腹の肉が気になりはじめたので私もダイエットしよう。もちろんこう叫びながら。

 やせたい~! モテたい~! 人間になりたい~!

ブラザーズ・グリム DTS スタンダード・エディション
 
 もうすぐDVDが発売されるので、かなり前に映画館で観たときの感想を…。

 予告編が『ハリーポッター』と『ナルニア国』『オリバーツイスト』の3本。うーん、やっぱり狙ってる層はテリー・ギリアムファンよりファンタジー好きなんだねい、と思いちょっと不安に。
 さて肝心の本編。決してつまらなくはない。むしろテンポはよく2時間弱があっけなく感じる。以前みた予告編で心配していたほどCGのそらぞらしさもあまりなく好印象。ただ本当に普通のファンタジー。虫がうじゃうじゃ出てくるだけで、期待していたダークさは微塵もない。特に最近『人狼』を観て、赤ずきんをこんな風に話に絡めるか!と唸らされたばかりなので、このあっさり味は肩すかし。テリー・ギリアムでなければこうがっかりすることもなかったかもしれないが、テリー・ギリアムじゃなければ最初から観なかったしなぁ。
 『バロン』『フィッシャー・キング』などでも描かれていた「おとぎ話」を信じない者が信じる者と関わっていくというあたりはよい感じだが、なんだか中途半端。「魔法の豆」がもっとキーアイテムになるのかと期待してたんだけど、そうでもないし、今回は「おとぎ話」が現実になっていく盛り上がりにも欠けている。それでも標準的に楽しめるファンタジー映画という評価はできると思う。
 あとヒロインのレナ・ヘディが格好よかった。登場シーンでいきなり動物(猫?)を解体(皮剥ぎ~血抜き、しっかりみせるあたりがギリアムらしさか・・・)してる素敵キャラ。話がすすむにつれ、荒々しさが薄れ普通のヒロインになってしまうのは残念だが・・・。

 『SPIRIT』の新しい予告編がとってもよい出来!
 一気に期待が高まります。
 中村獅童にアクションができるのか?という不安はあるものの、ストーリー展開で泣かしてくれそう。『チャッキーの花嫁』『フレディVSジェイソン』でロニー・ユーってすっかりゲテモノ監督の印象だけど、香港時代はいい映画撮ってたものね(アクション演出はいまいちだったけど…)。
 タイトルは映画『SPIRIT』の予告編の中のセリフ。ま、きれいなおねーさんにこういうこと言われて慰められれば立ち直れるでしょうね、笑。
 ジェイ・チョウによる軟派な音楽も意外にいい!予告編でこの音楽が入るタイミングが素晴らしいんだよなぁ。香港公式ページのMVよりいいぞ!
 というわけで3月はこれとジャッキーの『The Myth 神話』の2本は映画館に観にいかなければ!

ナショナル・トレジャー 特別版

 過去の文章を引っ張り出してみる、笑。いや、時間が微妙にないんですよ!

 トレジャーハントもの。でも「インディジョーンズ現代版」かというとそうでもなく、もっと軽くてアクションも少なくまるでゲームのような謎解きがメイン。主人公のニコラス・ケイジが非常識なまでの聡明さで次々と謎を解き明かしていくのをみていればあっという間に楽しく終わる、そんな映画。と書くとハリウッド映画の典型のようだが、人が誰も殺されないという最近のハリウッド大作には珍しいつくりで好感がもてる。いかに人を殺さずハラハラさせるかということに挑戦したのか?同様にお色気もなし。あえて言えばしきりを隔てての着替えシーンくらい。敵は敵でつめが甘いというか、積極的には殺しをしたがっていない感じだし、憎たらしいほど卑怯でもない。こんな感じなのでひとつ間違えば間の抜けた映画になりかねないが、これを補って余りあるのがキャスティング。ニコラス・ケイジ、ジョン・ボイド、ハーベイ・カイテル・・・血みどろの戦いを演じてもおかしくない演技陣がしっかり作品を支えている。ハーベイ・カイテルなんかどこかで敵にまわるのかとけっこうハラハラさせられた。
 2時間以上あるのに退屈することもなく、お宝探しものにありがちなちょっと苦いラストをふっとばす爽快さで気持ちよく観終わることができた。こういう映画を作らせるとやはりハリウッドは上手。子供の夢物語のような内容を大人の観賞に堪えるきちんとしたエンターテイメントにしたてあげた手腕はお見事というほかない。

 輸入版DVDにて観賞。
 『マッハ!』の衝撃以降、香港アクション映画界が本気を出してきているが、これもその一本。
 ドニー・イエン、サモ・ハン、ウー・ジンというアクションスターにジョニー・トー作品の常連サイモン・ヤムが加わり、顔ぶれだけで緊張感が高まる。更に脚本はジョニー・トー作品でもおなじみのセット・カムイェンでダークな男の世界が描かれている。
 海辺にスーツ姿のサイモン・ヤム、少女、ピンク色の風船という北野武監督作品っぽい詩的な映像ではじまるこの作品、アクションだけでなく作品の内容・テーマもかなりクオリティが高い。このへんは『インファナル・アフェア』以降の香港映画、という感じ。音楽担当者も同じだ。ついでに題字を書いてるのはアンディ・ラウだ、笑。
 冒頭から見せ場の連続ではなく、静かにふつふつと沸騰するように話は展開していく。途中でちょこちょこと飽きない程度のアクションシーンがあるものの盛り上がりかけたところで次の展開に移り、もっとみせろ~と思っているうちにクライマックス!それまでの鬱憤を晴らして余りあるくらいの素晴らしいファイトが2連続!まずはドニー・イエンVSウー・ジン戦。警棒VSナイフ、どちらも短めの武器を使っての難度の高そうなアクションを本気にしかみえない迫力で演じる二人がすごい。それでいてリズミカルだし、小技も入る。映画秘宝のウー・ジンのインタビューを読むと45秒ほど振り付けなしで撮影しているらしい。よく二人ともケガしなかったなぁ~。で、続いてのVSサモ・ハン戦。ドニー・イエンが小さくみえるサモ・ハンの迫力!二人が向かい合うシーンはそれだけで鳥肌がたつ!アクションシーンもすごい。「年齢のわりには」とかそんな前置きはまったく必要のないこれまた本気にしかみえない迫力!
 そしてラスト…。
 間違ってもスカっとさわやかなアクション映画を期待してはいけない。重い気分になりたい時には最適な一本と言える。

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