5歳の娘との映画鑑賞記録 ~風人日記~

最近は娘と一緒に映画を観ることが多いので、感想だけでなく、そのときの娘の様子なども記録していきます。 子供にどんな映画をみせたらいいかの情報も募集中! 子供が生まれる前の感想もそのまま残してあります。

香港電影金像奨公式ページ(音楽が鳴ります。ご注意を!)

 『セブンソード』が圧倒的なノミネート数で話題の第25回香港電影金像奨。金像奨は数少ない信用のおける結果を出してくる映画賞だが、今年も納得できるノミネートぶり。
 個人的には『セブンソード』の圧勝の気がするが、『如果・愛』も『黒社会』も未見なのでどうなるか?『神話』もいいけどやっぱり作品賞は『セブンソード』ではないでしょうか。
 助演男優賞候補に『SPL』のリウ・カイチーというのもなかなかナイスだし、『セブンソード』の劉郁芳を演じた張静初にはぜひ助演女優賞を獲ってもらいたい!チャン・ツィイーより素敵だと思う。これからどんどん出てきてほしいものだ。そういえばジョン・ウー『赤壁之戦』に出演するという噂はどうなったのだろう?
 アクション指導は久々にジャッキーの小技が冴える『神話』もよかったけれど、キャラクター描写をアクションでやってのけた『セブンソード』かなぁ。『SPL』のドニー・イエンもよかったし、どれが来てもおかしくない。
 音楽で川井憲次と久石譲の日本人二人がノミネートされているのも気になるところ。『セブンソード』の川井憲次の音楽は最強と呼べるものだが、日本人に賞をくれるかな?

 結果発表の4月が楽しみだ!
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 輸入版DVDで観賞。
 今日はもう遅いので軽くメモ程度に。
 時代劇パートと現代パートがあるのだが、正直なところ時代劇パートのみで作って欲しかった!それほどよい出来。現代パートが作品の流れを邪魔してしまっている。秦の将軍を演じるジャッキーはかなり新鮮だし、シリアスな演技も磨きがかかっていて、クライマックスは泣かされそうになる(大スクリーンで観れば泣ける!)。こんな壮絶なジャッキーをもっと観ていたい!
 ユー・ロングワンが『MUSA』とほぼ同じようなことをしてるのだが、ちゃんと魅力的なので許容。日本版予告編では大きな役のような扱いのチェ・ミンスはあっという間に出番がなくなる、笑。『スピリッツ』の中村獅童もこんな扱いならうれしいのだが。
 主題歌はジャッキー&キム・ヒソンのバージョンが素敵。
 ま、本当の評価は劇場で観てからにしたいところだが、ちゃんと上映してくれるかなぁ・・・。
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ステルス デラックス・コレクターズ・エディション

 ロブ・コーエンって『ドラゴン/ブルース・リー物語』(丁寧に作られた良作)を撮った監督という一点のみでそれなりに注目しているのだが、どんどんおバカ映画監督と化している気がする。
 この作品もかなりどうしようもない内容。くだらないならくだらないで勢いで押し切ってくれればいいのだが、調子が出てくるのは後半から。CGでほとんどアニメのように描かれる空中戦はどうでもいいのだが、ドラマ部分が盛り上がってくる。ひどい展開ではあるのだけれど、コンピュータ制御の無人ステルス機エディに感情移入できたので、まあまあ楽しめた。泣きの部分をもっと強調してくれれば、泣かされたかもしれない。ラストがちょっとあっさりしすぎ。
 前半の寒いセリフのつるべ打ちや、ステルス機の破壊活動ぶり(一応民間人被害はないらしいけど、笑)などは『チーム・アメリカ』を思い出させる。毒がある分、あっちの方が上だし、テンポもよかったけれど。
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CAVATINA

 今日の仕事のBGMである。なんというかまろやかな演奏で、眠るときに流しておくといい夢がみられそうなアルバム。
 映画好きとしては8曲目の「カヴァティーナ」、14曲目の「マイ・フェイヴァリット・シングズ」、15曲目の「コーリング・ユー」あたりが聞きどころ。特に「カヴァティーナ」は仕事中ずっとリピートさせておいても飽きないくらい(まあ原曲がいいというのもあるけれど)。実は『ディアハンター』は未見なのだが、この曲を聞くたびにちょっとだけ興味がわいてくる。
 ジャケットも村治佳織の全アルバムの中で一番いいと思う。デザインがどうとかそういうことじゃなく村治佳織が一番きれいにみえるという意味で。路線としては『過ぎ去りしトレモロ』の流れなのだろうが、白い服にしたのが効いている。このあとの『アランフェス協奏曲』ではいきなり茶髪&濃い化粧でびっくりしたものだ。
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笑の大学 スタンダード・エディション

 DVDで観賞。やっぱり予想通りの感想。
 この映画の面白さは台本によるところがほとんど。
 二人の役者はそれなりに頑張っていて役所広司はさすがの上手さだが、以前テレビで観た舞台版の二人と比べると…。稲垣吾郎の間が悪くて彼のセリフで停滞してしまう。役者の力量が拮抗していないとならないのに、カメラワークでどうにかなると思ったのか。稲垣吾郎に罪はない。責められるべきはこういうキャスティングをしてしまった人だろう。映画をヒットさせるためには必要な措置だったのだろうけど…。
 以前何かで三谷幸喜が「椿役は若い役者に演じさせたかったが、この映画版でやっと実現した」というようなことを言っていたが、若い役者では力不足だからできなかったわけで映画になったら可能になるものでもないのでは?
 映画版ならではの表現もなるべく控えめにしてはいるが、やはり蛇足。舞台版からなくなった鳥がどうした、というエピソードはなくてもいいかな、とは思う。あと「おでこにチューさせてください」を役所広司に言っても面白くないでしょ!あれは西村雅彦に言うから面白い。

 …とはいえそれでも充分に楽しませる台本の力には圧倒される。無性に舞台版が観たくなってしまった。DVDは5000円かぁ…高いな。NHKのBSハイビジョンあたりで放送しないかな。できれば初演版を。
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