4歳の娘との映画鑑賞記録 ~風人日記~

最近は娘と一緒に映画を観ることが多いので、感想だけでなく、そのときの娘の様子なども記録していきます。 子供にどんな映画をみせたらいいかの情報も募集中! 子供が生まれる前の感想もそのまま残してあります。

 期待の新作に一本追加。

『猛龍』 
http://www.dragonsquad.hk/html/

 たぶん英語題名通り『ドラゴンスクワッド』とかそんなタイトルで劇場公開されることもなくにビデオスルーとなりそうな雰囲気…。『Gメン'75』のリメイクとかいう話も聞く刑事もの。予告編を観る限りではジョニー・トー路線の感じがする(ドニー・イエン『SPL』の予告編もそんな感じがしたけど…実際はどうなんだろ?)。
 キャストが豪華。主演のヴァネス・ウーは知らないし(笑)、随分貫禄もついてきたショーン・ユーに『カンフーハッスル』でヒロインを演じていたホアン・シェンイーはまあ普通。でも脇がすごい、ジョニー・トー作品の常連サイモン・ヤム、最近元気なサモ・ハン、『シルミド』で泣かせてくれたホ・ジュノ、ハリウッドからマイケル・ビーン!なんちゅう男くさいメンバー!この4人メインの映画が観たいくらいだ。

 香港映画界がかなり勢いを取り戻している感じがするのは、ニコラス・ツェーやイーキン・チェンなど一昔前のアイドルがけっこうみられる若手に成長したのもあるんだろうな。だからアイドル起用はまあ我慢しなきゃなるまい。

太白山脈

 アン・ソンギ出演作をしばらく追ってみてた時期に観た作品。『MUSA』『黒水仙』と続き、この調子で、と思っていたらビデオ屋に彼の出演作があまりない。韓国映画やドラマはずいぶんたくさんあるのに…。で、やっとみつけたのが、この作品。ジャケットをみる限りこの当時、韓国映画史上最高の超大作のようだ。出演者の筆頭がアン・ソンギ。期待できそう。ジャンルは「アジア・アクション」?みはじめる。

 …って、おーい!この作品を「アクション」とは呼べないだろうよ(レンタル屋さんのジャンル分けって中身みてなそうなのが多い。『ヤングフランケンシュタイン』がホラーコーナーにあったり、邦画の学園ドラマコーナーにあるのは『嗚呼花の応援団』と劇場版『高校教師』の2本だけだったり…笑。スティーブ・マーチンコーナーに『裸の銃を持つ男』があるのは論外でしょ。)。ひたすらシリアスなドラマ。群像劇だが、中心人物は共産主義者の兄と反共で刑事(?)の弟。問題のアン・ソンギ御大は主演というより傍観者。若い!という印象は髪型ゆえか。インテリだが共産主義に走ることなく同じ民族同士の争いを嘆く。これといった行動を起こさないので見方によっては日和見主義(劇中何度かそう言われてしまう)だが、御大が演じるからこその説得力。しっかり信念を感じさせる。

 朝鮮戦争前後の時代、共産と反共のせめぎあっていた場所が舞台。主導権がころころ変わるので、どちらに加担しても悲劇というどうしようもない状況。映画は左翼側に比較的同情的な描き方をする。共産主義の是非はともかく純粋にそれを信じ、理想に向かって行動する。人民の将来のためには反共を殺すこともやむを得ない…終盤アン・ソンギ御大に共産主義者の兄は「反共以前にそれは人の血だ」ととがめられる。しかし彼の「はじめてマルクスを読んだときの感動が忘れられない」という言葉にうそはない。韓国のパルチザンに一定の理解を示す一方、北朝鮮は徹底的に悪者だ。「理想と現実は違う」、この当たり前の事実をつきつけ、建前だけの共産主義で人民を支配しようとする。

 硬い内容の映画だが、随所に韓国娯楽映画の黎明を感じさせるシーンがあり、みて損はなかったなという感じ。ところどころで入る情事のシーンは一応サービスなのかな。鼻血をたらし生卵をすすりながら頑張る男の姿は熱い。

 『バタフライ・エフェクト』ではなんかいろんな境遇の役を演じて大変そうだな、くらいにしか思ってなかったけど今日『ラットレース』という映画を観てたらたまたま出ていた。
 エイミー・スマートというらしい。
 映画はおバカなコメディで、彼女の役はヘリのパイロットで、恋人が昔の彼女といちゃついてるのを見てヘリで突っ込んでいくような素敵な役柄。『バタフライ・エフェクト』の時より、かなり魅力的。あまりにギャップがあって「この人なんかでみたけど、思い出せないなぁ」と思って名前を調べてはじめて『バタフライ~』のヒロインだとわかったくらいだ。
 他にも何本かコメディに出てるらしいので要チェックだ。


バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション

 設定の面白さ、こなれたストーリー展開、時折はさまれるちょっとショッキングな場面などがあって、とりあえず飽きさせることなく最後まで一気にみせる。面白い。どういう展開になるか気になるし、「切ないハッピーエンド」も悪くない。
 でも、泣かされるまでは到らず。途中のヒロインの発言からラストが読めてしまって、その時にちょっとうるっときそうになったが、実際にその展開になると泣けなかった。たぶんずっと暗い雰囲気だし、一時も目を離せないぞ!と主張する映像のみせ方もあって、必要以上に身構えてしまって衝撃のラストがそんなに衝撃的に思えなかったせいだと思う。ショッキングなシーンが慣れてしまうほどに多いのも、実はマイナスかも。もう少し油断させておいて、でも結局あの選択しかないというところに落としてくれれば泣けたと思うのだけど、あまりに不幸続きで油断のしようがない、笑。
 よくこんなストーリーを考えつくなぁと思うし、理解に必要な設定の説明を兼ねながらのテンポよいみせ方も秀逸。それだけにもう少し緩急つけるところつけてくれれば、とも思ってしまうのだが。
 ディレクターズカット版の別エンディングも気になって少し調べてみたが、それはたしかに「過去の記憶のない部分を変えることができる」という設定は崩さないし、よりひねりの効いた展開だとは思う。でも映画としては通常版のエンディングの方がいい。オアシスの歌う「Stop Crying Your Heart Out」がちょっと耳に残る。

 あ、あと自分自身を振り返ってみて鼻血出してまで変えたい過去はないな、と思いました、笑。

 どうも感動を与えてくれるようなことはなさそう。聞いていて恥ずかしくなるほどセリフがくさい。アクションもウッチャンは悪くないけど他はいまいち。いくらなんでも「待ち」がわかりやすすぎ、笑。
 
 深津絵里の三蔵法師はOK!この三蔵法師が単独主演のスピンオフならみてもいいかも、笑。

↑このページのトップヘ