リトル・ランボーズ [DVD]
リトル・ランボーズ [DVD]

 ランボーを観た少年たちがランボーみたいな映画を撮ろうとする!

 男の子の出てくる映画はよほどじゃないと入り込んでいけないのだけど、この映画はすんなりと入っていける。それは「ランボー」という要素を通して描かれるからというのもあるし、男の子がかわいいからというのもある。や、かわいい男の子とか美少年には別に興味はないんですが、それでもこれはかわいいと思えるかと。そしてやっぱり何といっても「ランボー」ですよ。宗教上の理由でテレビも映画も禁止の少年がひょんなことで生まれてはじめてみた映像、それがランボーだったら影響受けまくるのも仕方ないっしょ!笑

 手作りの映画作りは『僕らのミライへ逆回転』のような嫌味ったらしい描写ではなくちゃんと楽しそうだし、映画作りよりもメインとなる「家族」の描写が重過ぎないさらりとした味わいで、しかもちゃんと「映画」に反映されていくのもいい感じ。ラストでは映画っていろんな人の思いが相互に作用して出来上がるものなんだなぁと感じ入る。ま、いまの映画は「思い」より「思惑」が相互作用してたりすることが多かったりするのかもしれませんが…。
 
 楽しんだけれど、ランボーをみたらまずは身体を鍛えようとするよな~とか微妙なつっこみどころも、笑