遅ればせながら、先月観たこの映画の感想を。
 リュック・ベッソン久々の快作と言われてはいるものの、その実、面白いけどそれなり、な出来。
 ベッソン監督、『レオン』くらいまでは評価が高かった気がするけど、実際のところその後のプロデュース作品をみていると、本当は娯楽作品を作りたかったけど演出が下手なせいでアート系作品にみえてただけではないかという説があったり・・・私もその説に同意です、笑

 今回は証人保護で普通の暮らしをしようとする元マフィアのボスだったデ・ニーロとその家族の物語。
 伏線とかひねってみたりとかは一切ない一直線の展開なのはいいけど、 緩急もないので全体として平坦な印象。
 ラストの「ファミリーVSファミリー」の展開より何より、デ・ニーロが『グッド・フェローズ』の解説をはじめるシーンが一番盛り上がるというのはいかがなものか(☆゚∀゚)
 ここらへんのお遊びは、そのためにマーチン・スコセッシをプロデュースに呼び込んだのではないかというくらい堂々としたもの。
 ミシェル・ファイファーはやはりこの齢でもかわいらしいけれど、終盤妙にしおらしくなるのが残念。

 たしかに面白いことは面白いし、『グッド・フェローズ』を観直したくなる気分にさせてくれるという意味ではよい映画なのかも。


 原作本はこちら。 
4167705052隣りのマフィア (文春文庫 (フ28-1))
トニーノ・ブナキスタ 松永 りえ
文藝春秋 2006-01

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