ジョニー・トー監督によるアンディ・ラウ着ぐるみシリーズ第一弾!(第二弾は『マッスルモンク』、笑。レビューはこちら

 アンディ・ラウって香港芸人の鑑だねい!と改めて思う。出演作の多さといい、何でもやるという姿勢といいかつてのチョウ・ユンファを思わせる。いつもは精悍すぎてユンファにはあった愛嬌(?)がなくちょっと間違えるとすごく神経質そうに見えるアンディだが、今回はコロコロのおデブメイクのおかげでかわいらしい。役柄的にもやがては自分のもとを去っていく女性のために尽くす、というものでこういう役をアンディが演じるのも珍しい(たぶん…)。アンディ・ラウのお気に入りの役というのもうなづける。
 同じ着ぐるみアンディでも『マッスルモンク』とは異なり、終始ニコニコしながら楽しめる、素敵な作品。というかアンディ・ラウとサミー・チェンのおデブ姿をみてるだけで笑顔になってしまう。加えて日本が舞台なのでちょっと変な日本語も楽しめる。もちろんストーリーもよい♪後半にはちょっと泣けそうな展開もある。男はこうあるべき!という一例ですな。
 テーマ的には一見「姿がどうあろうと愛には関係ない」というもののようでいて、実はそうでもないというのが弱いところだが、まあこの際そんなことはどうでもいいとしておこう。
 最近、お腹の肉が気になりはじめたので私もダイエットしよう。もちろんこう叫びながら。

 やせたい~! モテたい~! 人間になりたい~!