アメリカン・パイ3:ウエディング大作戦

 1作目2作目がどちらもなかなか素晴らしい出来だったので期待半分、メインの5人組が揃わない3作目ということもあって若干の不安も感じつつ観賞・・・つかみで不安は吹き飛びました!主人公たちは相変わらずでした(仲良し5人組の1人がいなくなっているのは、まあそんなこともあるよね~という感じか)。シリーズを重ねるうちにすっかりおなじみ!という感じになった登場人物たちだが、その中でもショーン・ウィリアム・スコットが演じるスティフラーが最高♪この人が出てくるだけで何かやらかしてくれそうな期待感が高まるし、しまいには顔をみるだけでパブロフの犬状態で笑いがこみあげてきてしまう。登場シーンからしてスクールバスに乗ってやって来るのだが、これはショーン・ウィリアム・スコットが主人公の1人で出ている『ロード・トリップ』(エイミー・スマートも出てる♪作品はまあまあ)を先に観ておくとデジャブを感じること間違いなし。以降、下品極まりない言動を繰り返すのだが、なんだか不思議といい奴にみえてくるナイスキャラ。そういうのが嫌いな人は非常に不快なんだろうけど・・・。この年のMTVムービーアワードで『ポリー my love』のベン・スティラーや『チャーリーズ・エンジェル・フルストットル』の3人組を押さえて、ベストダンスシーン賞を受賞したスティフラーのダンスシーンは素晴らしすぎて、ここだけでも何度も観たくなる。この役者さん、シリアスな映画に出てきても笑ってしまいそうだ。

 基本的にはこのスティフラーがメインで大活躍、すっかり落ち着いたそぶりをみせていた他の仲間もつられておバカをやらかしていく~という流れ。主人公のジムは今回巻き込まれ型だがきっちり笑いをとるのはさすが。
 シリーズのファンが喜ぶお約束もちゃんとあるし、ちょっといい話になるけど基本的にはちゃんとおバカなのもいい。失速することなくシリーズが完結したことに拍手。しばらくしたら1作目を観直してみたい。最初よりキャラになじみがある分、楽しめそう。