パフューム スタンダード・エディション

 ちょっと前にDVDで鑑賞。
 『ハンニバル・ライジング』とどっちかを観たいなという気分で、5分くらい迷って、事前にサントラを聞き込んでいたこっちにした。・・・ってどういう気分ですか!?笑
 
 ものづくりにのめり込むというのはこういうことなのかっ!と納得させられる静かな迫力のある作品。
 
 最初の方で気分悪くなる、という話は聞いていたのだけれど、まあたしかにちょっとそういうシーンはある。でも言われるほどでもなかった。・・・というか映画が匂いを表現できなくてよかったな、と、笑。で、ひどい環境で育った主人公、ダスティン・ホフマン演じる落ちぶれた調香師のもとでメキメキと調香師としての才能を発揮していくまるでサクセスストーリーのようなくだりはその天才ぶりに感心すると同時に、天才と言えども常に向上めざして努力することが必要なんだな、と思わされる。もちろん努力の方向を間違ったらダメだけれど・・・とは言え、何が正しくて何が間違いなのかなんてことは簡単にはわからないわけで。この映画もそんなテーマをちょっと考えさせられる。
 
 うーん、やっぱり観てすぐレビュー書かないとノリが悪いな・・・。
 深く静かに情熱を燃やし続けるような音楽が最高。この贅沢な音楽もあって、ちょっと格調高い気分に浸れる。
 主人公が天才すぎるので感情移入できないのが、難点といえば難点か。
 裸が画面いっぱいに出てきたりもするけれど、いやらしさはない。