新年最初のレビューはコイツ。
去年・・・もしかしたら一昨年に定価5000円のが1000円で(もちろん新品)売ってたのだけど、「押井守(と川井憲次)」の名前だけが購買理由で、もともとオムニバスが苦手なこともあって封すらきってなかった、笑。オムニバスってなんか訴えてくるものが弱い気がしません?映画を観るときはある程度の満足感が欲しいわけで、そのためにはある程度の時間的なボリュームが必要だと思うんですよ。だからオムニバスとか短編映画はアイデアがいかに秀逸でも「あ、なるほどね~」だけで終わってしまう。ま、映画に限らず小説とかマンガとかでも短編より長編の方が読み応えがあって好き。
で、実際観てみて・・・いや、面白いことは面白いのですよ。でもやっぱり満足感はちょっと足りないかなぁ。念のため言っておくと私は銃器に詳しくないので、そのへんのこだわりは全然わかりません。詳しい人がみるとニヤニヤしながら楽しめる部分がたくさんあるのかも!
どれもそれなりに頑張ってる。短い時間で状況を説明して、登場人物をなかなか魅力的に描き、それなりのアクションシーンを盛り込む。五話とも小粒ながらそれぞれに味がある。話に飽きる前に終わって次の話になるのでテキトーにダラダラとみるにはいいかも。オムニバスってそんな風にみるものなのかな。というわけでまともにオムニバス映画を観たのはかなり久しぶりで(大昔にテレビで放送してた『バカヤロー』とかそんなの以来じゃなかろか?)なんか映画を観た!という感覚はなし。でもたまにはこれもありかな、と。
だけど・・・押井守の「.50 Woman」って内輪ネタ(ターゲットは鈴木P、笑)と「世界の押井守」がやるから何か意味ありげに思わせる演出(犬とか押井守ならではの記号もこれみよがしに散りばめたりもしつつ)だけで通していて、これはまともに勝負してないだろ~とは思った、笑。 ま、そこが押井守らしさなのかもしれないが。
『真・女立喰師列伝』ってどんなもんなのかな~。
コメント
コメント一覧 (2)
満足度ですかあ・・・(^^;
いやコネタ的には楽しめたんで個人的には元は取れたかなとは思った作品なんですが、
銃ネタが解らないと確かに厳しいかも(苦笑)
もっともちょっと勿体無いのとか、押井じゃなかった惜しいのもあったりでいわゆる星4つではないですけれどね。
一発ギャグならず一発勝負として観れば一番完成度の高いのはきうち監督。でネタ的に正しいのは押井監督かなあと思っています。
(あえて)あけおめです!笑。
やっぱり銃ネタがわかるとわからないのでは違うんですね。「ここでこの人がこういう銃を使うことにはこんな意味がある!」というのがきっとあるんだろうな、と思いつつ観てました。
きうち監督は確かにこれがはじめにあることで次も観てみよう、となりましたね。押井監督のはこっちも押井監督だからという目でみてしまって楽しめてしまうのがちょっと悔しいかな、と、笑。