シティ・オブ・バイオレンス -相棒- 特別版
 
 ひっさびさの韓国映画鑑賞。
 きっかけは『相棒』が映画化されるって情報が流れた頃に、「相棒 映画」とかで検索かけたら、この映画の公式ページにひっかかって、予告編を観たらまあ面白そうじゃない?って思ったこと、笑。
 で、本編は・・・・・・もうちょっとで傑作だったのにね!というレベル。なかなか熱いし、殴り込みに入るシーン(やっぱり男の殴り込みは喪服が正装だよね、笑。)とかそうそうこういうのが観たいのだよ!という部分もある。でも話自体がシンプルなくせに妙にまわりくどくテンポが悪いのと、アクションシーンがもう一歩エモーショナルとは言えないので、「あー、やってるやってる!」という程度の感想でとどまってしまう。こういう映画が量産されていたらその中からすべてがいい方向に化学反応したような大傑作も生まれるのだろうけどね~。でも嫌いな映画じゃない。

 内容は『ワイルド・ブリット』というか『刺馬』っぽい、昔はあんなに仲良かったのに、今は殺しあわなきゃならんのね、という感じ。全体的には香港映画の影響が大きくて、アクションシーンではちょっとトニー・チャーも意識してます、という雰囲気。あ、間違っても日本のドラマ『相棒』の影響は受けてないと思う。一応主人公は刑事だけど、笑。
 まわし蹴りを主体にしたアクションシーンはなかなかに新鮮。いろいろと工夫をして飽きさせないようにもしている。見せ方によってはもっともっといい映画になっただろうに。

 まあ韓国映画もまだまだ捨てたものじゃないのかな、ということで。たまには観てみよう。