ゼブラーマン

 三池監督って実はテンポのよい作品って少ないのかな?・・・そんなことを感じた1本。
 そんなたくさん観ているわけではないけれど中だるみせずに最後まで見せきったのって『デッド・オア・アライブ』の1作目くらいしかそういえば思いつかない。『ジャンゴ』も『妖怪大戦争』も『フルメタル極道』もけっこう中だるみが長かったもんねぇ。
 まあでもいいんだけど、笑。
  
 というわけで哀川翔主演100本目記念作品!・・・なんだそうです。

 好きな部類の映画。でも盛り上がりが欠けるかな。もうこれでもかっていうくらい泣かせてほしかった、泣かせることができたシチュエーションだと思う。
 前半がしょぼいのは狙ってのことだからいいのだけれど、後半の展開がもたついてしまうのはちょっとねぇ。最後の戦いに向けて右肩上がりにテンション上げていって欲しいのにいいところで(たぶんわざと)はずす。真っ向勝負してくださいよう。息子に「がんばって」と声をかけられ決死の覚悟を決めるところとか、ボロボロの姿でバイクに乗ってやってくるところ(渡部篤郎の協力ぶりもいい!)とか、おおっ!というシーンはあるのに、もったいない!敵エイリアンももうちょっとなんとかならなかったのかなぁ。不気味なことは不気味だけど・・・特撮ものの雰囲気じゃない。ラスボスはやっぱり竹内力とかもってきてほしかった。

 主演の哀川翔はやっぱりうまい。ちゃんと気の弱い役にみえるし、だんだん格好よくなってくるあたりも見事。
 他の俳優もなかなか豪華。中でも渡部篤郎はほぼ『ケイゾク』のまんまの役柄だけれど、観客が求める渡部篤郎、という感じで、ちょっとうれしい。まあいろいろ幅がある役者さんだし主演コメディ『いらっしゃいませ、患者様』とか観てみたいのだけどお店に置いてないからな~。もっともっと活躍してほしいところ。
 
 期待したほどではないけれど、それなりに楽しめる作品に仕上がってる。
 でもせっかくの主演100本記念だからなぁ・・・もっとすごい作品であって欲しかった!200本記念作に期待だ!