ソルジャー

 『デス・プルーフ』でもカー君、やっぱり最高♪・・・というわけでカート・ラッセル主演の1998年作品。

 「古いものはよい」という主張の映画が好きな人にはたまらない映画ではないでしょうか。というか基本的に男はそういう映画が好きな気がします。ほら『ロッキー4』とかでも最新式トレーニングより、原始的な特訓の方がわくわくするでしょう?笑 イーストウッドはじめ元気なジジイが活躍する映画に胸がときめくのもきっと同じ感覚。「多勢に無勢」のパターンと同じく、勝ち目がないように思えるのに勝ってしまう、というのが拍手もの。長年の経験や勘というものの価値を信じたいという気持ちも働くのかもしれません。これをちょっとズラすと「古くてよいものは失われていく」という哀しい映画になるわけですが・・・それはまた別の話。

 で、この映画。
 0歳から兵士として育てられた男トッドがカート・ラッセル。遺伝子操作によって生まれた新しい兵士の方が優れているということでゴミ捨て用惑星に廃棄されてしまう。ところがその惑星には人が住んでいて、彼らとの交流により人間性に目覚めたトッドは彼らを守るために戦う。・・・えらくありきたりな話なのだが、これを気持ちいいくらいきっちり作ってくれているのがうれしい。よい意味で典型的なB級アクション映画。

 カート・ラッセルの演技は表情こそずっと無表情のままだが、古参の兵士という風情を見事に体現。『ドラゴン ブルース・リー物語』でブルース・リーを演じたジェイソン・スコット・リーとの対決シーンも、昨今のカンフーもどきではない昔ながらの肉弾戦でなかなかの見ごたえ。

 映画そのものも古いスタイルもいいものだ、とそんな気にさせてくれる、職人的な仕事による作品。