なんでこの作品が劇場公開?とは思うものの、この手のコメディがかかることはめったにないので映画館まで行ってきました。2回も!笑 最近、涙腺がゆるみきっているせいか後半ちょっとだけウルウルさせられるという失態までやらかしてしまいました・・・ま、ごくごく標準的な作品。コメディ好きならとりあえず許容範囲の出来。人によっては怒り出すか、えらく退屈するかのどっちかでしょう。や、そもそも観る気にもならないかも、笑。

 スポーツものでコメディ、どん底から這い上がる、という要素から『少林サッカー』あたりを期待すると大きく外される。あまりにも手堅くまとめすぎていて、素敵なサムシングはない。
 
 でもクリストファー・ウォーケンがやけに楽しそうなのでOK!
  この映画、ウォーケン以外のキャストも、マギーQ、『ゴーストハンターズ』のロー・パンことジェームズ・ホン、ロバート・T1000・パトリック、B級アクションでヤクザと言えばこの人のケイリー・ヒデユキ・タガワ、男の夢ブルース・リーを演じた男ジェイソン・スコット・リー・・・と非常にピンポイントなターゲットの絞り方で、潔さを感じます。とりあえずこういった人たちをみていれば楽しく時間は過ぎていく・・・って主演ですか?うーん、今回はとりあえず名前を覚えておこうとまでは思わなかったな、と・・・笑。でもこれからどう化けるかは未知数。

 内容そのものは他愛ないもので、『燃えよドラゴン』などブルース・リー映画へのオマージュが溢れていうるわけでもない。ただ『ドラゴン ブルース・リー物語』も手がけたランディ・エデルマンによる音楽はむやみに盛り上げる。そのせいもあって、後半、“無敵のラケット”を折られ「あれがなければ勝てない」と泣き言を言う主人公に「戦うのはお前だ。ラケットではない」と言ったあとの師匠の言動はウルウルもの。せっかく盛り上がった気分をすぐにぶち壊すのが本作 の特徴なので、ウルウルした自分が馬鹿だったと思うことになるのだけれど。
 
 それでもウォーケンのはしゃぎぶりはみてて微笑ましいし、悪女じゃないマギーQも素敵。エンドクレジットでみんなが仲良く歌ってる打ち上げ風な様子も楽しそうなので、まあよいかな。 25億円もかかった映画にはとてもみえないのだけれど、ひょっとしてこの和気あいあいとした雰囲気を作るための親睦会費ですか!?笑