Rambo [Original Motion Picture Soundtrack]
Rambo [Original Motion Picture Soundtrack]

 男泣きすることさえはばかれるほど男の映画!
 
 きっちりシリーズ3作観直して初日に観賞。 
 これはもう観る観ないじゃなく、何回観に行くかという問題でしょう。
 こちらの過剰な期待を裏切ることなく、観たいものだけをみせてくれる大傑作!久々の復活なのに90分という潔い尺なのが逆に一瞬たりとも油断させないぞ、という本気度をうかがわせる。

 予告編が発表された頃から話題になっていた残虐な戦闘シーンは目をおおうほどの素晴らしさ!(ってそんな表現ないですか、笑) だけどそれ以上に素晴らしいのが「暴力では何も解決しない」というきれいごとを思いっきり吹っ飛ばしてくれること!戦場で何かをしようと思ったら殺されないだけのスキルが必要なのだ。それを理解しないボランティアの連中にランボーや傭兵たちが怒りを感じるのは、まさにわが意を得たり。人にはできることとできないことがあるのだ。できないことを無理してやろうとしても、むしろマイナス。できることをしっかりやるべき。
 
 だからボランティア団体がミャンマー軍の兵士たちに捕まろうと関係ないはず・・・とはいえその中にちょっと気になる女性がいたということもあって、結局彼らの救出作戦に参加するランボー、笑。あとは久々に戦いたいという欲求か。義憤だけではない(もしそうならこれまでも戦う機会はたくさんあったはず。まあ「3」のあとしばらくはトラウトマン大佐と暴れながら珍道中してたのだろうけど・・・)、女がらみという動機づけもとっても男らしい、笑。さらにその女性には婚約者(夫?)がいてランボーは不器用に見守るだけというのも、なかなか女性に手を出せないうちらボンクラの心を見事につかむ。
 大義名分が与えられ、思う存分暴れまわるランボーはどこか生き生きとしているようにも思える。そこまでしなくても殺せるしょ、と思ってしまうくらい張り切ってる。クライマックスでは機関銃をひたすら撃つだけであまり動かないのはちょっとだけ不満だが、それまでに久々にジャングルを走り回るランボーの姿もみることができたし、満足。というか年齢考えれば充分すぎる動きでしょう。この日のためにひそかに鍛えていたのか?
 当初はただの引き立て役と思われた傭兵たちは意外にいい動きをする。「一人だけの軍隊」のコンセプトからは外れるが、ランボーだってもとはグリーンベレーに属して仲間と行動していたわけで、わずかにその頃をうかがわせるような描写も新鮮でよい。ちゃんと団体行動できるんじゃん!・・・遅刻するけど、笑。

 やはり男は戦ってなんぼ、である。
 もちろん「戦い方」は千差万別だろうけど。「Live for nothing or die for something」・・・死ぬ覚悟でやらなければ何かを成すことはできない、そんな煮えたぎるような熱いメッセージを感じる。いやぁ、いいもの観ましたっ!!!

 スタッフ的には音楽ブライアン・タイラー、共同脚本のアート・モンテラステリというフリードキン『ハンテッド』に関わった2人の参戦がニヤリとすべきか。特に音楽は『ローグ・アサシン』などの延長上にある激しいアクション系で現代っぽさを出し、ジェリー・ゴールドスミスのメインテーマ流用でシリーズファンを納得させ、「ランボー」の音楽として違和感のない新たなテーマ曲も提供し、なかなかよい仕事ぶり。傭兵が使うナイフ術や、活躍はしないけれどとりあえず出てくる「トラッカー」の少年などはアート・モンテラステリによるものか?


 ラスト、第1作目を思わせるシーンには思わず拍手。
 また観に行くぜっ!!!!!!!