Rambo [Original Motion Picture Soundtrack]
![Rambo [Original Motion Picture Soundtrack]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51VuVctM7kL._SL160_.jpg)
男泣きすることさえはばかれるほど男の映画!
きっちりシリーズ3作観直して初日に観賞。
これはもう観る観ないじゃなく、何回観に行くかという問題でしょう。
こちらの過剰な期待を裏切ることなく、観たいものだけをみせてくれる大傑作!久々の復活なのに90分という潔い尺なのが逆に一瞬たりとも油断させないぞ、という本気度をうかがわせる。
予告編が発表された頃から話題になっていた残虐な戦闘シーンは目をおおうほどの素晴らしさ!(ってそんな表現ないですか、笑) だけどそれ以上に素晴らしいのが「暴力では何も解決しない」というきれいごとを思いっきり吹っ飛ばしてくれること!戦場で何かをしようと思ったら殺されないだけのスキルが必要なのだ。それを理解しないボランティアの連中にランボーや傭兵たちが怒りを感じるのは、まさにわが意を得たり。人にはできることとできないことがあるのだ。できないことを無理してやろうとしても、むしろマイナス。できることをしっかりやるべき。
だからボランティア団体がミャンマー軍の兵士たちに捕まろうと関係ないはず・・・とはいえその中にちょっと気になる女性がいたということもあって、結局彼らの救出作戦に参加するランボー、笑。あとは久々に戦いたいという欲求か。義憤だけではない(もしそうならこれまでも戦う機会はたくさんあったはず。まあ「3」のあとしばらくはトラウトマン大佐と暴れながら珍道中してたのだろうけど・・・)、女がらみという動機づけもとっても男らしい、笑。さらにその女性には婚約者(夫?)がいてランボーは不器用に見守るだけというのも、なかなか女性に手を出せないうちらボンクラの心を見事につかむ。
大義名分が与えられ、思う存分暴れまわるランボーはどこか生き生きとしているようにも思える。そこまでしなくても殺せるしょ、と思ってしまうくらい張り切ってる。クライマックスでは機関銃をひたすら撃つだけであまり動かないのはちょっとだけ不満だが、それまでに久々にジャングルを走り回るランボーの姿もみることができたし、満足。というか年齢考えれば充分すぎる動きでしょう。この日のためにひそかに鍛えていたのか?
当初はただの引き立て役と思われた傭兵たちは意外にいい動きをする。「一人だけの軍隊」のコンセプトからは外れるが、ランボーだってもとはグリーンベレーに属して仲間と行動していたわけで、わずかにその頃をうかがわせるような描写も新鮮でよい。ちゃんと団体行動できるんじゃん!・・・遅刻するけど、笑。
やはり男は戦ってなんぼ、である。
もちろん「戦い方」は千差万別だろうけど。「Live for nothing or die for something」・・・死ぬ覚悟でやらなければ何かを成すことはできない、そんな煮えたぎるような熱いメッセージを感じる。いやぁ、いいもの観ましたっ!!!
スタッフ的には音楽ブライアン・タイラー、共同脚本のアート・モンテラステリというフリードキン『ハンテッド』に関わった2人の参戦がニヤリとすべきか。特に音楽は『ローグ・アサシン』などの延長上にある激しいアクション系で現代っぽさを出し、ジェリー・ゴールドスミスのメインテーマ流用でシリーズファンを納得させ、「ランボー」の音楽として違和感のない新たなテーマ曲も提供し、なかなかよい仕事ぶり。傭兵が使うナイフ術や、活躍はしないけれどとりあえず出てくる「トラッカー」の少年などはアート・モンテラステリによるものか?
ラスト、第1作目を思わせるシーンには思わず拍手。
また観に行くぜっ!!!!!!!
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男泣きすることさえはばかれるほど男の映画!
きっちりシリーズ3作観直して初日に観賞。
これはもう観る観ないじゃなく、何回観に行くかという問題でしょう。
こちらの過剰な期待を裏切ることなく、観たいものだけをみせてくれる大傑作!久々の復活なのに90分という潔い尺なのが逆に一瞬たりとも油断させないぞ、という本気度をうかがわせる。
予告編が発表された頃から話題になっていた残虐な戦闘シーンは目をおおうほどの素晴らしさ!(ってそんな表現ないですか、笑) だけどそれ以上に素晴らしいのが「暴力では何も解決しない」というきれいごとを思いっきり吹っ飛ばしてくれること!戦場で何かをしようと思ったら殺されないだけのスキルが必要なのだ。それを理解しないボランティアの連中にランボーや傭兵たちが怒りを感じるのは、まさにわが意を得たり。人にはできることとできないことがあるのだ。できないことを無理してやろうとしても、むしろマイナス。できることをしっかりやるべき。
だからボランティア団体がミャンマー軍の兵士たちに捕まろうと関係ないはず・・・とはいえその中にちょっと気になる女性がいたということもあって、結局彼らの救出作戦に参加するランボー、笑。あとは久々に戦いたいという欲求か。義憤だけではない(もしそうならこれまでも戦う機会はたくさんあったはず。まあ「3」のあとしばらくはトラウトマン大佐と暴れながら珍道中してたのだろうけど・・・)、女がらみという動機づけもとっても男らしい、笑。さらにその女性には婚約者(夫?)がいてランボーは不器用に見守るだけというのも、なかなか女性に手を出せないうちらボンクラの心を見事につかむ。
大義名分が与えられ、思う存分暴れまわるランボーはどこか生き生きとしているようにも思える。そこまでしなくても殺せるしょ、と思ってしまうくらい張り切ってる。クライマックスでは機関銃をひたすら撃つだけであまり動かないのはちょっとだけ不満だが、それまでに久々にジャングルを走り回るランボーの姿もみることができたし、満足。というか年齢考えれば充分すぎる動きでしょう。この日のためにひそかに鍛えていたのか?
当初はただの引き立て役と思われた傭兵たちは意外にいい動きをする。「一人だけの軍隊」のコンセプトからは外れるが、ランボーだってもとはグリーンベレーに属して仲間と行動していたわけで、わずかにその頃をうかがわせるような描写も新鮮でよい。ちゃんと団体行動できるんじゃん!・・・遅刻するけど、笑。
やはり男は戦ってなんぼ、である。
もちろん「戦い方」は千差万別だろうけど。「Live for nothing or die for something」・・・死ぬ覚悟でやらなければ何かを成すことはできない、そんな煮えたぎるような熱いメッセージを感じる。いやぁ、いいもの観ましたっ!!!
スタッフ的には音楽ブライアン・タイラー、共同脚本のアート・モンテラステリというフリードキン『ハンテッド』に関わった2人の参戦がニヤリとすべきか。特に音楽は『ローグ・アサシン』などの延長上にある激しいアクション系で現代っぽさを出し、ジェリー・ゴールドスミスのメインテーマ流用でシリーズファンを納得させ、「ランボー」の音楽として違和感のない新たなテーマ曲も提供し、なかなかよい仕事ぶり。傭兵が使うナイフ術や、活躍はしないけれどとりあえず出てくる「トラッカー」の少年などはアート・モンテラステリによるものか?
ラスト、第1作目を思わせるシーンには思わず拍手。
また観に行くぜっ!!!!!!!
コメント
コメント一覧
ああ可愛そうなランボー・・・。
機関銃を撃ちまくっているだけで、“ジャングルでのプロの技”が観られないのはかなり不満ですが、そこは「Live for nothing or die for something」の勢いにごまかされておきましょう(笑)
ブライアン・タイラー、いい仕事してますね。
90分ですが、エンドクレジットがやけに長いので、実質80分くらいですよねこれ。
この短さが素晴らしい!
サラを伴って帰郷するランボーはみたくないので、あれで正解でしょう、笑。
「人を殺すのはよくない」と言っていたマイケルがクライマックスで敵兵を殺すシーンは印象的なシーンでしたね。
「ジャングルでのプロの技」はせいぜい爆弾トラップくらいでしょうか。とりあえず勢いはあるのでよいとしましょう、笑。
ラスト、音楽が途中でアクション系になるのもあって、歩いていくランボーの姿をみながらいつ引き返してくるのかとハラハラしましたよ~。エンドクレジットではダン・ヒルの「It's a long road」を流して欲しかったなー、とかいろいろありますが、とりあえず今年のベスト候補!
はじめまして。
1作目の「名作」という感じはしませんが、詰め込んでだらだらされるより、このストレートな展開でよかったかな、と。たしかにランボー本人のアクションをもっとみたかったというのはありますねぇ。次回はもう昔のようには動けないけど経験と知恵で最新鋭の敵軍を煙に巻く、というような感じで作ってもらいたいもの。
私もまた劇場に行かなければ!
ですねぇ、“「暴力では何も解決しない」というきれいごとを思いっきり吹っ飛ばしてくれ”ましたですねぇ。
あの暴力描写は、スタローン監督の真骨頂なんでしょうね。
“90分という潔い尺”も同感です。
これだけを観て感じろ!ってことなんですね。
TBさせていただきました。
また寄らせてください。
こちらこそご無沙汰しています・・・。クレしんは今年も昼間の上映だけなので観に行けず・・・。
いろいろと喰い足りない部分はあるのですが、この内容でダラダラしてしまうよりははるかにいいと思います。
記事拝見に行きますね~。
スタローン御本人の言うとおり、現代の西部劇に仕上がっていましたねえ。
傭兵チームのキャラもうちょっと立ってれば今年度ベストワンだったんですが(^^;
というかあとプラス10分ならいけたような(笑)
ランボーの父親役はぜひイーストウッドあたりで、笑。
傭兵たちの背景はあだ名などから推測しなければなりませんからねぇ…まあいちいち回想シーンを入れられたらそれはそれで…。ランボーの引き立て役に過ぎないような描き方なのに活躍しちゃうのが意外でした、笑。たしかにあと10分くらい長くてもOKです(ラストの歩くランボーが10分長くなるのは勘弁…)。
「…れば」ということは今年度ベストワンはもうすでに別にあるんですね!?
もっともまだ先がありますから暫定ですが。
それに観てない(スルー)に凄いのがあるかもしれないので基本いつも暫定なんですけれどね。
ちなみに去年は『ゾディアック』でした(笑)
これで今年のも分かっちゃうかも?
うーん…殺し屋さんの出てくるアレでしょうか、笑。結局見逃してしまったのでDVD化待ちです。今年はクローネンバーグもやってくれそうですし、『ホットファズ』はあるし、ジョン・ウー三国志もあるので、まだまだわかりませんよね!や、楽しみ♪