19年ぶりの新作!
 そんなことを感じさせないくらい懐かしくまったりとした感じに仕上がってます、笑。

 内容は極秘といいつつサントラの曲目をみるとかなりのところまで内容がわかるというのはジョン・ウィリアムズのお約束。ってことで気になる人は曲目リストをみてみましょう、笑。クリスタルに誘われて今回の冒険ははじまります。大学構内でチェイスがあったり、墓泥棒をしたり、秘密の扉にはサソリがいて小さな虫うじゃうじゃは今回は蟻さんです(想像してたより凶暴!)。これより先は言わないのがマナーでしょう。

 雰囲気的には前3作、特に1作目と3作目に近く、80年代の映画を観ているような懐かしさ・・・・・・と、そこにまったく溶け込むことなく最新CG映像がところどころにはさまる、笑。おかげでなんだかすごく不思議なものを観た気分に。そして終盤。「イヤな予感がする」と『スターウォーズ』とシリーズを間違ったかのようなセリフのあとに展開する、このオチ。やー、本当にイヤな予感しちゃいましたよ、笑。これにはすでに賛否がわかれていそうだが、まあこれだけ力いっぱいやってくれれば私としてはOKかな、と。今回製作総指揮のルーカスは「50年代SF風」を目指したというが、そんな感じのいんちきくささは確かにある。

 いまいちかなー、と思うのは若干ありえない描写が多いこと。普通死んでるだろう、ってシーンがいくつもある。ほとんどマンガ。前3作はここまでめちゃくちゃじゃなかったはず。
 アクションシーンはややまったり。おなじみのレイダース・マーチも主人公の年齢に合わせてちょっとまったりしてる気も。でもまだまだ若い者には負けないぞ!という感じは素敵。久々のカレン・アレンもいい感じ。昔の恋人に対して「(何人かとつきあったけど)いつも不満があった・・・君とは違う」って、もうインディのセリフもニヤニヤさせられる。

 昔のヒーローの復活つながりで比較すると『ランボー 最後の戦場』の一気に叩きつけるような作風とは異なり、あくまで昔ながらの雰囲気で歳とった分まったりさせたという作風でなかなかに味わい深い。
 また今度加筆する予定だけど、とりあえずこんなとこで。好きなら観て損はない!