スカイ・クロラ (中公文庫)
 
 本日から公開の『スカイ・クロラ』。
 『ダーク・ナイト』の先行上映があるので、どちらかを選べと言われたら私なら迷わず『ダーク・ナイト』に行ってしまいそうな予感がするのですが、それでも期待作であることに間違いはありません。
 
 最大の不安要素だった声優問題は棒読みセリフがキルドレという感情に乏しく生きる実感が希薄な存在にぴったり!との噂。そーかそーか、上手な声優さんだと抑揚をなくしても様々なニュアンスを感じさせて魅力的になってしまう(綾波レイがその代表だろう)もんな。さすが押井監督、話題性も兼ねて一石二鳥!笑
 
 音楽担当はいつもの通り川井憲次。(ベネチア出品の日本3大監督では押井守と川井憲次、宮崎駿と久石譲の2組が相変わらずのタッグなのに対し、北野武は『ツバサ・クロニクル』などの梶浦由記と組み予告編では新鮮な印象。)本作のサントラを聞く限りでは新鮮さはないものの非常に高レベルで安定した印象。メインテーマのシンプルな旋律は『イノセンス』など最近の作品よりも、初期実写作品の音楽に近い印象。控え目だがバックが比べ物にならないくらい音が厚いのでチープな感じはまったくしない。メインテーマはアレンジ違いが何度も繰り返されるがそれに耐える魅力がある。劇場で映像といっしょになった状態を確認したくなる。
 サントラCDの川井憲次本人による解説は少なめ。オフィシャルガイドブックのインタビューの方が内容的には濃い。

 ところで押井監督、「僕は若い人に伝えたいことがある」とのことだが、ガイドブックや特集記事を読むとどうやら「いろいろ辛いこともあるだろうけど、それでも生きていくことに意味はある」というようなことなのかな・・・でもそれならいつもと同じなんですけど、笑。
 てっきり「飛行機や戦闘機はいいよ~!!!」ってことを伝えたいのかと思ったよ。

↓川井憲次によるサントラはこちら。絢香の歌う主題歌は収録されていない。
オリジナル・サウンドトラック 「SOUND of The Sky Crawlers」
サントラ 坂本美雨 川井憲次

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