フォーリング・ダウン

 友人に明日への活力になる映画なんかない?と聞いたらオススメされたのがこれ…。さすが、というかなんというか・・・。
 や、なかなかやる気が出てきましたけどね♪笑

 渋滞に巻き込まれたマイケル・ダグラスがキレて、車を捨てて別れた妻と娘のいる家を目指すという物語。
 渋滞への怒り→無礼な若者への怒り→マニュアル対応しかできないファーストフード店への怒り…と彼をイライラさせる出来事は街にあふれていて、それをひとつひとつスッキリさせながら家路をいそぐ!

 主人公がただの平凡なサラリーマン…というわけじゃなくてもともと異常な傾向があったという設定が感情移入をさまたげますが、次第に「そこはキレていいところだよ!」と思い始める危険な映画です、笑

 基本的には中盤までの痛快さを楽しむ映画なのかな、と。
 もう、これやれたらいいなーっ!!!というカタルシスに満ち満ちてます。
 公衆電話で後ろで待ってる人に「いつまで話してるんだ ずっと待ってたんだぞ」と文句言われて「待っててもムダだったな」とニヤリとしながらマシンガンで電話ボックス破壊!・・・とか「いよっ!」と声をかけたくなるくらいしびれます。
 後半はやったことへの後始末が待っているのでちょっとつらい。ま、これだけやったらタダではすまないよなーという感じなので仕方ないというか、無事に終わったら真似してストレス解消しはじめる人があとがたたないことでしょう、笑

 あ、別にストレスを感じてたりはしないんですけどねー。
 最近寒いのでなんとなく元気が出ないなーと思ってたところに、よいカンフル剤でした。

 個人的にはミリタリーショップでミリタリー服に着替える前のYシャツにネクタイ、メガネのいかにもサラリーマン然としたスタイルで銃を持ってる姿の方が素敵に思いました。