てっきり最初から最後までストップモーションアニメだと思い込んでいたので、実写ではじまったときには戸惑った。
虫のキャラクターたちはみんな素敵。クモは『シャーロットのおくりもの』のクモに近い知的なキャラクターになっているけど、向こうではクモはそういう存在なんだろうか。日本語吹き替えで鑑賞、ミュージカルシーンがあるためか、吹き替えは元宝塚とか歌を歌える人たちが多い。リチャード・ドレイファスやスーザン・サランドンが歌う原語でも観てみたいところ。
ストップモーションアニメ独特の雰囲気も魔法がかかった状態を素敵に表現していて楽しい。3Dプリンタを使ったりしてCGと見分けがつかないほどなめらかな表現が可能になった最近のストップモーションアニメは本当に言われなければCGと見分けがつかないので逆にありがたみが感じられなかったりするので、このくらいの粗さがあった方が好き。粗い分映像の勢いも感じられますし。
冒頭で両親がサイに食べられる(直接描写はなし)以外には特に嫌なことが起きるわけではないので小さい子供と一緒に鑑賞しても大丈夫。
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』同様、ヘンリー・セレック監督作品というよりティム・バートン作品として扱われることが多いけれど、バートンが関わらない『コラライン』もいい作品だったので、ミュージカルやキャラクターなどはこの監督の持ち味なのかなぁと。新作の話はいまのところないようだけど、新作が観たい監督の1人。
原作も今度図書館で探してみようと思いました。
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