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 子供と一緒に日本語吹き替えで鑑賞。
 うちの子にとっては初めての映画館ということに。
 予告編はこんな感じ。
 
 さすがはディズニー印 、抜群の安定感!
 お昼寝をしていなかったうちの子は後半眠ってしまっていたけれど、前半は喜んで鑑賞してました。
 
 一見、明るく楽しい夢物語だけど、その時代の状況を盛り込みつつ、裏に何かしらのメッセージを持たせているというのはディズニーの伝統芸。
 裏のメッセージといってもネガティブなものではなく、奇形児を描きつつ得意なことを生かしていこうという『ダンボ』(1941)や、血筋なんてどうでもいいと言わんばかりの『わんわん物語』 (1955)など、それぞれに前向きなもの。今回も差別や思い込みについて考えさせられる内容になっていて、それでも楽しく映画館をあとにできる作品に仕上がっていて、ほんと隙がない。

 映像もかなり細かく描きこまれていてCGの不自然さもまったくないのだけど、これについては技術がもう進歩しすぎていて何があってもそれほど驚けないのが残念。昔の『くまのプーさん』の本をめくるシーン(書いてある字がめくるのに合わせてゆがんでいく!)や、『わんわん物語』の金属の柵一本一本に映る影のようなアニメーターの執念を感じるようなシーンというのは(もちろん手間暇のかけ方は負けず劣らずなんだろうけど)アナログならではなのかも。
  
 終始「よくできているなー」という感想を持ちながらみて、それは最後まで続く。
 完成度の高さに気をとられて特別な感動をすることはなかったけれど、にんじん型のボイスレコーダー機能付きペンが売ってないか検索してしまうくらいには心にひっかかった作品でした。