3歳の娘との映画鑑賞記録 ~風人日記~

最近は娘と一緒に映画を観ることが多いので、感想だけでなく、そのときの娘の様子なども記録していきます。 子供にどんな映画をみせたらいいかの情報も募集中! 子供が生まれる前の感想もそのまま残してあります。

カテゴリ: その他の映画

 詳しい感想は近々。

 観た印象はゾンビ映画の変形パターン。
 大まかな流れや感じさせるテーマが共通します。
 特にスーパーマーケットで主人公に失明した人たちが群がるシーンはそのまんま!
 ご丁寧にガラスに血で手のあとがついたりしてるシーンも、笑
 失明した人たちの動き方もなんだかゾンビっぽし。
 あ、セリフにも「ゾンビ」の単語が出てきます。意識してますね。
 こんな状況下におかれたらどうやって生き残るか、あれこれ自分の身に置き換えて考えるのも楽しい見方。

 もともとの失明者が強者となる、「弱者と強者の逆転」はもうちょっと描かれるのかと思ったら意外にあっさり。
 
 ラストをどう解釈するかはいま思考中。
 いずれにしてもハッピーエンドではあると思う。
 
 レイティングは『トロピック・サンダー』と同じPG-12ですが、こっちの方がはるかにどぎついです。

 なぜ失明すると真っ暗ではなく真っ白になるのか、そこに何を象徴しているのか、原作を読めばわかるのかなと思ったり。

アイアンマン マーク28
鉄人28号 DVD-BOX 1
 
 いまさらですが、ちょっと前に観てきましたよ。
 でももうすでに語りつくされてる感が…。

 刑事ものでも『ダイ・ハード』と『クルージング』を同列で扱わないのと同様に、同じアメコミヒーローものではあっても方向性が異なるので『ダークナイト』と比べられるものではないと思いますが、比較したくはなりますよね、笑。同時期だし。でもフェアに比較するなら誕生編ということで『バットマン・ビギンズ』との方がよいのでしょうが…。
 『ダークナイト』より出来がよいとは言いません。
 でも好きか嫌いかで言えば、同じくらいかなー、と。
 主人公のキャラはどちらかと言えばこちらの方が好みですし、ヒロインは迷うことなくこちら。
 タイプとしては『ダークナイト』が哲学的なテーマを掲げつつも娯楽映画として成立していたのに対し、『アイアンマン』はイキのいい娯楽映画。前者が深刻な雰囲気を終始保つため逆にその「人間への信頼感」があまりに楽観的に感じられ浮いてみえる部分がありますが、後者はそのへんの葛藤がとりあえずなく(続編以降はどうなるか不明)すっきりしていてただ楽しむにはよいかも。ちゃんと面白かったなぁという気分は味わえますし。

 個人的にはマーク2以降のハイテク機器での製作過程より、劣悪な環境下でいかにもな手作り感で作られるマーク1が出来上がっていく過程にドキドキしました。あのごっつい鉄のかたまりが動き出すシーンの素晴らしさ!得意かどうかは別として(私は全然ダメ)機械いじりにあこがれたことのない男子はいないと思いますが、そんな男子すべてにとってもうナミダものでしょう!

 あ、そうそうCGがメカやマシンを描くことに長けているのだなぁと改めて感じました。
 CGで描かれたクリーチャーにはいまいち感情移入できませんが(SW新三部作のヨーダは例外)、無機物は素直に格好いい!
 とりあえず面白かったです。

ロッキー2

 『ロッキー・ザ・フィイナル』を観るまでちゃんと観たことがなかった『ロッキー』シリーズ。
 スポーツものって苦手なんですよ。ルールとか知らないし。
 でも観てみるといいもんですね~!
 最近、旧作も順調に観てきて、残すは「5」のみという状況になっています。
 ここまで観てきてわかるのは1作目のみ名作、あとはだらだら~でも「6」は奇跡的に傑作、という世評はまったくあてにならないな、と。どれもこれも標準以上の出来栄えですよ。もの笑いのたねにされるスタローンのセンスというか感覚ってかなり日本人好みなんじゃないでしょうか。「3」でのかつてのライバルがコーチになり親友になるシチュエーションとか、スポーツ映画なのに強引に復讐ものにしてしまう「4」とか。

 で、「2」。
 いわゆる名作である「1」に比べぐっと娯楽作になり、素直に燃えるという面ではこちらの方が上です。
 前作でかろうじて勝ったチャンピオン・アポロがもう一度対戦しよーぜ、と言ってきて、ロッキーは引退しようと思ってたけどもう一度戦う、という内容ながら、そこに至るまでのエピソードの積み重ねが丁寧でに描かれ「前作のヒットにあやかった安易な続編」では終わっていない。しっかりしたドラマがあるからこそトレーニング~試合が燃えるのだということを証明している。

 ロッキーは前作よりやや精悍に。一方のアポロもただ能天気なだけではない、誇り高きチャンピオンとしての味わいをみせる。
 前作の戦い直後、真夜中の病院での「本気で戦ったか?」というロッキーの問いに「ああ」とうなずく描写はのちに親友になる萌芽がかいま見られる熱い熱い名場面のひとつ(その後ロッキーを試合に出させるため「本気じゃなかった」発言をしてますが・・・アポロ・・・笑)。
 
 そしてこの筋肉男2人より誰より熱いのがバージェス・メレディス扮するミッキー
 『ダークナイト』のヒース・レジャーを評して「血管が破裂させているようだった」という表現がありましたが、この作品でのバージェス・メレディスもまさにそう。いつ倒れるんじゃないかと別の意味で怖かったりもしますが、迫力の演技で作品の体感温度を200%増しにしています。

 突然ふってわいたチャンスに「お前のトレーニングさせてくれよう・・・」とやや遠慮しがちだった前作とは違い今度はロッキーが頼んでトレーニングしてもらうとあって、いっさい遠慮なし!これぞ鬼コーチ!と言うべき素晴らしいコーチぶりでロッキーをいぢめ鍛えます。
 朝日をバックに片手腕立て伏せ、という決まりすぎのシーンからはじまるトレーニングシーンはシリーズ屈指の美しさ!もちろんフィラデルフィア美術館の階段を一気に駆け上がりガッツポーズ!もあります。

 観賞後の運動しなきゃ感もしっかりある傑作スポーツ映画!

フォーリング・ダウン

 友人に明日への活力になる映画なんかない?と聞いたらオススメされたのがこれ…。さすが、というかなんというか・・・。
 や、なかなかやる気が出てきましたけどね♪笑

 渋滞に巻き込まれたマイケル・ダグラスがキレて、車を捨てて別れた妻と娘のいる家を目指すという物語。
 渋滞への怒り→無礼な若者への怒り→マニュアル対応しかできないファーストフード店への怒り…と彼をイライラさせる出来事は街にあふれていて、それをひとつひとつスッキリさせながら家路をいそぐ!

 主人公がただの平凡なサラリーマン…というわけじゃなくてもともと異常な傾向があったという設定が感情移入をさまたげますが、次第に「そこはキレていいところだよ!」と思い始める危険な映画です、笑

 基本的には中盤までの痛快さを楽しむ映画なのかな、と。
 もう、これやれたらいいなーっ!!!というカタルシスに満ち満ちてます。
 公衆電話で後ろで待ってる人に「いつまで話してるんだ ずっと待ってたんだぞ」と文句言われて「待っててもムダだったな」とニヤリとしながらマシンガンで電話ボックス破壊!・・・とか「いよっ!」と声をかけたくなるくらいしびれます。
 後半はやったことへの後始末が待っているのでちょっとつらい。ま、これだけやったらタダではすまないよなーという感じなので仕方ないというか、無事に終わったら真似してストレス解消しはじめる人があとがたたないことでしょう、笑

 あ、別にストレスを感じてたりはしないんですけどねー。
 最近寒いのでなんとなく元気が出ないなーと思ってたところに、よいカンフル剤でした。

 個人的にはミリタリーショップでミリタリー服に着替える前のYシャツにネクタイ、メガネのいかにもサラリーマン然としたスタイルで銃を持ってる姿の方が素敵に思いました。

ヒトラーの贋札

 これぞ職人のダンディズム
 格好よすぎ!

 贋作作りというのはものを作るという行為の中でもその評価が騙せるか騙せないかという一点につきるため非常にシビア。腕のよしあしもはっきりしており、だからこそ「職人」としての姿が集約されている。
 しかもこれは戦時中、ナチスに強制されポンド札やドル札といった贋札を作る物語。命を賭けた職人仕事をみることができる。

 アカデミー外国語映画賞受賞という理由でちょっと敬遠していたのだけれど、なかなかの良作。
 序盤まるでフランス映画のような洒脱な雰囲気ではじまるが、れっきとしたドイツ映画。贋札作りの描写はまさに職人の国ドイツならではという印象。
 主人公はじめナチスに贋札作りを強制されるのはユダヤ人で、そのへんはメインテーマなのだろうが、それよりももの作りの矜持という部分が秀逸。ポンド札の贋札が無事銀行に真札と認められたのを聞いて喜ぶシーンなど、命が助かったからというよりは仕事が認められたからの喜びにみえてならないし、「仲間は決して売らない」というルールなどもプロの集団といった趣き。
 結果、どんな状況でも自分の生き方を貫く主人公の姿からはユダヤ人としての葛藤(贋札を作らなければ自分の命が危ないが、作ればナチスの利益になり同胞を苦しめることになる)よりも、プロフェッショナルとしてのプライドをひしひしと感じることに。一流とはこういうことか!
 
 劇中、ポンド札ははやばやと贋札を作れてしまうのだが、ドル札はなかなか難しく手こずるという描写があるが、これは米国アカデミー協会が喜びそうだなーとちょっと思った、笑

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