3歳の娘との映画鑑賞記録 ~風人日記~

最近は娘と一緒に映画を観ることが多いので、感想だけでなく、そのときの娘の様子なども記録していきます。 子供にどんな映画をみせたらいいかの情報も募集中! 子供が生まれる前の感想もそのまま残してあります。

カテゴリ: 日本映画

 以前にも観ていたのだけど、今度は娘と鑑賞。
 そもそも『 E.T.』を観ようとしていたのですが、なかなか画面を見てくれず、おもちゃで遊んでいる状態・・・絵的に面白いこちらで興味をひこうと思って、はじめの部分をみせたらしっかり食いついてきたので、そのまま一気に最後まで鑑賞しました。

 ところどころ子供なら怖いと思っても不思議のないシーンがあるものの、それほど怖がることなく観てました。子供はああいうの好きなんでしょうか(☆゚∀゚)
 0歳児の頃から林原めぐみ閣下の童謡のCDを聞かせているため、ヒロインの声に安心感を覚えたという可能性もありますが、なにはともあれ、こういう映画をきちんと最後まで観ることができるということを確認できたのはよかった。実写映画に弱いのはなんとかしたいけれど、まだまだ焦らず少しずつ・・・。
 鑑賞中、「なんで?」とか「どうして?」と聞かれることもたびたびあったけれど、私もよく理解しないで観てるので答えられなかった!
 あと以前観たときよりは楽しく鑑賞できた気がします。

 この楽しい悪夢のようなパレードのシーンなんかはとてもいい感じ。
 サントラも欲しくなりました~!

 新作が100円レンタルだったので、ついつい借りてみました。
 多部未華子の出ている映画はほぼ観ていない(観ていたとしても認識していない)のですが、『太陽にほえろ!』の音楽を使っていたドラマ『デカワンコ』は楽しく観ていた程度。美人なのかなんなのか微妙な女優さんですがよい印象をもっていましたが、今回の映画でより好印象に。
 ・・・とりあえず映画として はそんなによいとは思えないものの、退屈はしないかなと。

 予告編はこんな感じ。


 見どころはほぼ主演の多部未華子!
 歌ったり、動いたりしているのを見ていればとりあえず退屈はしない見ていて楽しい女優さん。
 誤解を恐れず言えば、「一歩間違えるとブス」と「もしかしてすごい美人さん」の間をコロコロと行き来する表情が素晴らしく、それを堪能できるだけで見る価値はあるかと。

 加えて歌唱シーンもいい感じ。

 この「悲しくてやりきれない」は素直なアレンジも好感度高し!
 同時期に『この世界の片隅に』で使われたコトリンゴの同曲カバーの方が話題になったけれど、曲だけで言えば多部未華子バージョンの方がはるかに好み!
 
 映画としては設定は面白いものの、どうなるんだろうというドキドキも感じなければ、ドラマの盛り上がりもないので、いい映画を観た!という充実感はないけど、たまにこんな軽く見ることのできる映画もいいかも。

【3歳の娘の反応】
 後半集中力が途切れるものの、歌のシーンはちらちらみていました。

千葉県の女児殺害事件で、地元の図書館が、容疑者と被害者の情報を報道機関に教えていた。

 地元なので北海道新聞の記事。
 これで知ったのですが、「個人情報教えてるんじゃないですか、図書館!」

 ドラマ『相棒』の放送で図書館司書が警察に情報を教えるシーンがあるということで図書館協会が抗議して、今のところその回は再放送、DVD化ともにされていない“幻の回”となっているのだけど、こんなことじゃ抗議なんてできないですよね。個人情報は保護されるべきものだとは思うものの、『相棒』への図書館協会の対応は過敏すぎてどうかなと思っていただけに、なおのこと。これじゃあ実際に後ろめたいことやってるから、必死で否定してるように勘ぐられても仕方ない。テロップを流すなり何なりの対応で許す大人の余裕が欲しいところ。これを機に欠番から復活させてくれないものですかねぇ。
 
 あの回は高岡早紀のいかにも男を喰い物にしそうな雰囲気がよかったし、同じシーズンの元日スペシャルのゲストに保坂尚輝というナイスなキャスティング(思えばこのシーズンはゲスト強化シーズンでした)も欠番のままならわかりにくい。

 「個人情報」というデリケートな話題からはやや不謹慎と思われるかもしれないが、ふと思った。

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 『おくりびと』がアカデミー外国語映画賞のノミネートということで話題になっていますが、監督の滝田洋二郎は1981年の『痴漢女教師』で監督デビュー、以後も成人映画で話題作を撮って頭角を現してきたらしい。そんな彼の1986年の作品がこれ。ちなみにこの年『コミック雑誌なんかいらない!』を撮っており、ロマンポルノ時代のほぼ最後の作品のようだ(他に同年に数本ロマンポルノがある)。
 すでに一般映画への転進も図りつつ、ということもあってか、本作は非常に画期的な設定。なんとタイムスリップものなのだ!ヒロインが1986年から2001年にタイムスリップし探偵をしている未来の夫と出会い、元の時代に戻ろうとする様子をベッドシーンを交えながら描く。タイムスリップ+ハダカでタイムストリップ!?笑

 事前に軽く調べたところ低予算ながら未来を感じさせる演出がいい、とか妙に評価が高かったのだが、ドラマそのものは平凡であっと驚くようなオチもない。未来描写も時代を感じさせるものをなるべくうつさず、申し訳程度に未来世界の定番「広告つきの飛行船」が飛んでるだけ(広告はヨドバシカメラ、笑)。ちなみに2001年の世界は第二次関東大震災で首都圏が焼け野原になったりしてます、笑 とはいえタイムスリップものにつきものの小ネタを随所にはさみ、ちゃんと飽きさせることなくみせる。ヒロインと結ばれた未来の夫が、それを妻である未来のヒロインにバレ怒られてるときに「(妻と同じ人物なんだから)浮気にならないんじゃ…」と言い出すあたりはロマンポルノならではのタイムスリップネタとして楽しい。

 それほど唐突でもなくはじまるポルノ部分もそれなりに工夫を凝らしていて、たとえば透明のカプセルの中でいちゃつきはじめるカップル。なんでそんな狭いところで…と思っているとカプセルに押しつけられるオッパイ♪ なるほど~この画が撮りたかったのね!あとヒロインがある条件下で自慰をし絶頂に達するとタイムスリップという設定は妙に説得力がある、笑
 キャストのほとんどは現在は活躍していない人ばかりだが、ヒロインの未来の夫を演じる螢雪次朗は今でも監督のお気に入りのようで最新作『釣りキチ三平』にも出演。こういうのは何かうれしい。

 基本的に珍しさ以上のものはないけれど、エピローグのまとめ方がうまく妙にいいものを観た気分にさせてくれる。

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本木雅弘, 広末涼子, 余 貴美子, 吉行和子, 滝田洋二郎

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 これは…!これは意外な良作!
 北野武版座頭市にちょっとがっかりだった私ですが、これはOK!
 かなり丁寧に作られたまっとうな時代劇。
 「宿場町、対立する二組のやくざ」という定番フォーマットにちゃんと従っているのも心憎い!

 随所にこだわりをみることができて、それが一番現れているのが殺陣。
 女優さんが主演、ということでとりあえず刀振り回してくるくるしてるだけであとはやられ役のみなさんが吹っ飛んでいく、というアイドル時代劇にありがちなものだろうと思っていたら、前半ロングショットで5、6手をワンカットでみせる綾瀬はるかの殺陣があり、この映画の本気度をうかがわせる。(それ以降はスローモーションやカット割り多用ではあるけれど…。)殺陣の担当は久世浩。黒澤明作品でおなじみの久世竜の弟子ですか。こんなところも本格志向。
 そして何より殺陣が少なくドラマ重視であること。斬って斬って斬りまくる痛快時代劇を求める向きにはいまいちだろうが、これはよい方針。だいたい大映時代の座頭市だって殺陣はそんなに多くなかったわけだし。そのドラマにしても余計なセリフのわりと少ない画でみせる、というもので「これが映画だよなぁ」としみじみ思わされる。

 後期の座頭市に比べるとユーモアが足りない…それどころか盲目の主人公を女性にしたことでその悲惨さがより鮮明になっているということもあるが、これも初期座頭市のシビアさや悲しさの再現を狙ったものかと。初期なんて友を斬り、師を斬り、兄を斬り…で勝新がすごい悲しそうにみえるもの。綾瀬はるか版もシリーズが続けば開き直って明るくなっていくのだろうけど、続編はあるのかな?

 主演の綾瀬はるかは特に好きな女優さんではなかった(というか主演作みたことない、たぶん)が、今回の頑張りぶりは特筆もの。その他のキャストも適材適所。中村獅童は派手な衣装に負けない存在感で悪役を快演!殺陣も歌舞伎っぽい動きを取り入れたかなり変わった動きをみせて新鮮。この人は変にいい人を演じるより悪役の方が生き生きみえる。不安材料かと思われた窪塚洋介も精一杯いきがってるヤクザのぼんぼんを地じゃないかと思える演じきりぶり。

 もちろん北野版があって座頭市を勝新以外が演じるということのハードルを下げたことによって出来た作品であり、北野武の功績は大きいとは思うが、北野映画としても座頭市としても娯楽時代劇としても中途半端だった北野版に比べてはるかに面白いし好感が持てる。
 音楽にリサ・ジェラルドを起用してサントラだけ聞くと時代劇っぽくない音楽を違和感なくつけているのもよい。
 試みがすべてうまくいっているわけではないが観ていてうれしくなるくらい真摯に作られた時代劇。
 時代劇好きはきっと楽しめるはず。

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