3歳の娘との映画鑑賞記録 ~風人日記~

最近は娘と一緒に映画を観ることが多いので、感想だけでなく、そのときの娘の様子なども記録していきます。 子供にどんな映画をみせたらいいかの情報も募集中! 子供が生まれる前の感想もそのまま残してあります。

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 『レッドクリフPART1』屈指の名場面といえば冒頭の趙雲のエピソード「単騎主を救う」!スローモーションは効果的、マントはひるがえり、過剰に格好よいアクションが展開、死地に臨む趙雲の目は『男たちの挽歌』を彷彿とさせる、まさにジョン・ウー美学ここに極まれり!というべき素晴らしいシーンだった。「PART2」の前に公開されるアンディ・ラウが趙雲を演じる『三国志』でも当然見せ場としてこのシーンはある模様。
(アンディ版三国志の公式ページ→http://www.sangokushi-movie.jp/

 横山光輝版『三国志』ではわりとあっさり描かれていたりもする、この場面。「古来、陣を衝きて主の危うきを救うは 只、常山の趙子竜あるのみ」との言葉を引用し「ただ子竜あるのみ、というからには、関羽、張飛もこれほどの異常なことはしたくとも出来なかったということだ」と解説をつけている小説がある、笑 それが酒見賢一の『泣き虫弱虫諸葛孔明』(第2巻)!この本によればこの時の趙雲は「人智を超えた光の戦士」であり、「いくつもの敵陣に正面から突っ込」むという「逃走とは無関係の余計な破壊活動を追加し、人災を振りまきながら突っ走った」らしい、笑

泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部
酒見 賢一

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 こう書くとなんだかふざけた三国志小説のように思えるかもしれないが、香港映画好きなら酒見賢一の名前は覚えがあるはず。そう、『墨攻』の原作者である。あの小説は映画版とは異なり清涼感を感じさせるきりっと締まったものだったが、その恐ろしく深い中国史の知識が感じ取れた。そんな小説を書く彼がただのおふざけをやるはずがない。三国志はすでに小説としてのアプローチは出尽くしてる感もある。だから講釈師が語るかのような文体を、そして現代的視点から高テンションでまくしたてるというスタイルを選んだのだろう。もうこれが滅法面白い!多彩な語彙が駆使される過剰描写も楽しいが、要所要所で入る軽い突っ込み、膨大な資料にあたっての考察など、おなかいっぱい♪

 まだ2巻までしか出ていなくて、赤壁の戦いも描かれてはいないけれど、通して読んでみようかな、と思ってます。初三国志!笑

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トニー・レオン, 金城 武, チャン・フォンイー, チャン・チェン, ジョン・ウー

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究極超人あ~る (1) (小学館文庫)

 さて突然ですが、わたくし、今までちょっとまじめすぎたのではないかな、と。(←え?)
 好きな映画No1を『サボテン・ブラザーズ』にしているくせに、いろんなことに悩んだり。
 いやー、だってシリアスなキャラクターも格好いいじゃないですか!?ランボーとかレクター博士とかスネーク・プリスキンとか・・・。
 でも自分にシリアスは向かないな~と思いましたよ。
 「これが一段落したら」とか「これがうまくいったら」とかの条件をつけて「楽しむこと」を先延ばししててはもったいない!いつでもどんな状況でも楽んでいかなくてはなりませんね~。

 そんなこんなで『究極超人あ~る』!
 さすが2年前に私が人生の教科書認定しただけあってやっぱりステキ!
 一気に文庫版5巻を読んでしまいましたよ。
 作品の面白さはまあ説明のできないものなので・・・えーと、心に残ったセリフをいくつかピックアップしておきましょう。「言葉のコレクション番外 『究極超人あ~る』編」とでもいいましょうか。

「ゆるみきっているのは、わたし個人の資質であって、他人にとやかくいわれるすじあいのものではないぞ。」 あ~る

だーいじょうぶ!まーかせて!」 鳥坂

「あんたたちは、息抜きのあいまに人生やってるんだろう!!」 間垣

「定められた時間に前後2時間ずつのはばをとる光画部時間は世間の常識だぞ。」 鳥坂

今までだってなんとかなってきたじゃないですか。」 あ~る

「だれもぼくがいることを止めることはできないのです!」 あ~る

「わたしにはうらづけのないプライドというものがあるぞ。」 鳥坂

「わたしは、どんなときにも、感動を忘れないぞ。」 鳥坂

人間負けてしまったら負けだぞ!」 鳥坂

「2千年まえの蓮の実が花を咲かせたことがあるじゃないか。」 成原

「Rくんはいつだって道に迷っているのです。」 さんご

 スローライフなどと言われている昨今ですが、もうそれを地で行くキャラたち。いや~最高です。
 みなさんも光画部時間で生きてみませんか?(←会社クビになるって!)

恋におちた悪魔----世界の終わりの魔法使いII (九龍コミックス)

 表紙にびびっときましたよ。
 というわけで1ヶ月前くらいに衝動買い。つい最近『1』も読んだので感想でも。
 
 結果から言えば『2』→『1』の流れでよかったかなーと。『1』を先に読んでたら続編に興味もたなかったかも・・・笑。いや『1』も面白いんだけど、あくまで『2』につながるという前提での面白さ。これちゃんと順番に読んだらどういう感想になるのかな。
 ってことで『1』を読んでみたくなるくらい『2』はよかった、笑。

 起こっている出来事の残酷さとはうらはらにシンプルな絵柄は、どぎつさを感じさせることはないが冷徹でときにぞっとする。内容的にはあえて描きこまない潔さ。ラブストーリーを思わせるタイトルのわりに、そのへんはさらっと描いてヒロインの格好よさが際だつ。一番の盛り上がりは魔法戦争が本格的に最後に向けてはじまるあたり。場面にかぶさるようなセリフがいい。
 希望と絶望が入り混じったラストも◎

 「大感動」ってほどではないけれど、絵本を読んだ感覚に近いちょっといい話。想像力も刺激される。
 ちなみに『1』は何が不満かって、これに比べるとヒロインがあまり活躍しない、笑。 
 
 これからはちょくちょく本の感想も書いていこうかなー。

TOKYO WAR MOBILE POLICE PATLABOR


 やっと読み終わった。図書館で借りてて今日返す日だったのだが、図書館まで行く気力がなく断念。明日から年末休みなので返すのは来年だ。
 基本的には映画を思い出しつつ、映画を補完する役割の本。フォントが黒ではなく濃いビリジアン(私の好きな女優さんの好きな色だ、そういえば)だったり、装丁が凝っていたりして、本棚に置いておきたい素敵な一冊に仕上がっている。
 後藤隊長がやはり一番格好いいのだが、映画版よりレギュラー陣の描写も増えて楽しい。「最後の出撃」の前に太田が「あの人」にあてて遺書を書くあたりは映画では気づかなかったかか描かれていなかったため、ちょっと意外だったがうれしかった。
 最初の一文「気づいた時にはすでに手遅れだった」が柘植と南雲の関係からおにぎりの奪い合い(笑)に到るまで徹底してあてはまるように描かれているのもやりすぎだけど、面白い。個人的には「出会うために別れる者もいれば、別れるために出会いを必要とする者もいる。」の一文が好き。押井守の描く恋愛って世間一般的な成就の仕方をしないよな~。そこがいいところだけど。

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