3歳の娘との映画鑑賞記録 ~風人日記~

最近は娘と一緒に映画を観ることが多いので、感想だけでなく、そのときの娘の様子なども記録していきます。 子供にどんな映画をみせたらいいかの情報も募集中! 子供が生まれる前の感想もそのまま残してあります。

カテゴリ: 映画感想

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GODZILLA ゴジラ オリジナル・サウンドトラック
 公開中の映画でDVDジャケット写真がないのでサントラのジャケット写真で。

 公開から4日目に観ましたギャレス・エドワーズ版「ゴジラ」、通称"レジェゴジ"!
 まずはじめにお断りしておくと、ゴジラをはじめとする怪獣映画には特に思い入れはなく、ゴジラと名のつく映画をきちんと観るのはこれがはじめて。「マグロ食ってるようなやつはダメだな」などとさんざんな言われようのエメリッヒ版ゴジラも観ればきっと普通に楽しめるというような感覚なので、今回も怪獣映画としてのこだわりなどはよくわかりません。
 
 そんなわけで「これこそゴジラだ」という盛り上がり方もできなかったわけですが、ゴジラの初登場シーンはたしかに格好よく思いました。
 物語としては最初の原発事故のあたりで科学者のお父さんの妻との別れのシーンはぐっとくる。この経験を乗り越える物語がはじまるのかと思っていたらあっさりお亡くなりになるのは残念だったけど、それでも人間ドラマはわりと丁寧な印象。

 敵怪獣として登場するムートーはゴジラに比べると華奢なデザインで、戦う前から負けそうな印象。
 妙に情感のあるオスとメスの出会いのシーンをはじめ、卵を焼かれて荒れるなど感情を感じさせる描写があるのが印象的。
 逆にゴジラは何を考えているのかわからない神に近い存在のように扱われていて、これも面白いけど、ラストのテレビテロップでで救世主扱いされてるのはどうかと思う。

 それとちょうど今日は広島の原爆忌だからというわけではないけど、核爆弾をなめすぎ!
 観てないのでよくわかりませんが、核の脅威の具現化と言われるゴジラの映画がこんなことでいいのか?と言いたい。
 ま、早くも製作が決定したという続編でサンフランシスコが廃墟と化していれば納得はするんですけど。

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 今回の感想もネタバレありです・・・といっても誰でも知っている原作があるのでネタバレも何もないような気もしますが、一応おことわり。

 今年は2本もジブリ作品が公開ということでも話題になっていますが、観る前から私はこれは苦手だろうなと思ってた『風立ちぬ』とに比べ、予告編をみて、もしかしたら面白いかも~と期待していた『かぐや姫の物語』。なんといっても広義のジブリ作品ではもっとも好きな作品の1つ『じゃりん子チエ』(もう1つはラピュタ)の監督でもある高畑勲監督作品ですしね。もう少し早くに観に行こうとは思ってたのですが、風邪をひいてしまい出歩けず・・・遅ればせながらようやく観てきました。
 期待したほど好きな作品ではありませんでしたが、要所要所の映像は素晴らしかったです。

 予告編でもみられるかぐや姫の疾走シーンとか桜の下で舞うように喜ぶシーン、雪のシーンなどなど、もうとにかくここぞ!というところの映像の力の入りようはすさまじくて、それだけにそれ以外の部分はけっこうどうでもよかったり・・・。『リベリオン』のガン=カタのシーンだけを集めた動画を何度観ても楽しめるのと同様に、この映画の名シーン集も何度も楽しめそうな感じ。

 その一方で内容はあまり楽しめず。
 姫の成長過程がかわいらしいため、ついつい親になった気持ちでみてしまうのだが、なにはともあれ出てくる男キャラがすべてクズすぎる。
 かぐや姫に求婚する5人の貴公子たちがどうしようもないのは原作通りだとしても、わりとよい人物だったはずの帝もこの映画ではただの女好き。さらに遺作となった地井武男さんは何も悪くないのだが、翁も女はいい身分の人と結婚すれば幸せと思いこんで姫を不幸せにして、しかも自分ではよかれと思っているので最後まで過ちに気付かないという救い難い人物にしか見えない。
 さらに最悪なのはよい兄ちゃん的存在に描かれていた捨丸。月に帰る前の姫と再会して「一緒に逃げよう」とか言い出すのだけど、あんた女房子供がいたじゃないか!と。素晴らしい映像で描かれる浮遊シーンそれが暗示するものを考えると心はまったく弾まない。 原作の姫の罪は「許されない恋愛」とする説があるけど、ここでそれを出してきたのか? 
 月から迎えが来たのも姫が地球を離れたいと願ってしまったからということになっていて、結局のところ姫は世の男に絶望して帰っていったような印象。すべての元凶が翁なので、別れの場面もひたすら腹が立つばかり。 
  日本的な文化が細やかに描かれているものの、お歯黒や置き眉などにはじまり多くが姫の不幸せの象徴でもあるため魅力的に感じないのも残念。
 あんなにかわいらしかった姫が最後は心を殺して生きていかざるを得ないのだとしたら、ひどい悲劇。もっとも月に帰るというのが、『パンズ・ラビリンス』の地底の王国に帰ると同じ意味だという可能性もあるけれど、どっちにしても楽しい話ではない。
 ある意味では本当の幸せとは何かを考えさせられる作品でしたよ・・・。


 関連商品はいろいろ出てるようで。  
かぐや姫の物語 ビジュアルガイド (アニメ関係単行本)かぐや姫の物語 ビジュアルガイド (アニメ関係単行本)
スタジオジブリ

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 遅ればせながら、先月観たこの映画の感想を。
 リュック・ベッソン久々の快作と言われてはいるものの、その実、面白いけどそれなり、な出来。
 ベッソン監督、『レオン』くらいまでは評価が高かった気がするけど、実際のところその後のプロデュース作品をみていると、本当は娯楽作品を作りたかったけど演出が下手なせいでアート系作品にみえてただけではないかという説があったり・・・私もその説に同意です、笑

 今回は証人保護で普通の暮らしをしようとする元マフィアのボスだったデ・ニーロとその家族の物語。
 伏線とかひねってみたりとかは一切ない一直線の展開なのはいいけど、 緩急もないので全体として平坦な印象。
 ラストの「ファミリーVSファミリー」の展開より何より、デ・ニーロが『グッド・フェローズ』の解説をはじめるシーンが一番盛り上がるというのはいかがなものか(☆゚∀゚)
 ここらへんのお遊びは、そのためにマーチン・スコセッシをプロデュースに呼び込んだのではないかというくらい堂々としたもの。
 ミシェル・ファイファーはやはりこの齢でもかわいらしいけれど、終盤妙にしおらしくなるのが残念。

 たしかに面白いことは面白いし、『グッド・フェローズ』を観直したくなる気分にさせてくれるという意味ではよい映画なのかも。


 原作本はこちら。 
4167705052隣りのマフィア (文春文庫 (フ28-1))
トニーノ・ブナキスタ 松永 りえ
文藝春秋 2006-01

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 地元でも劇場公開され、観に行きたいな~と思っていたものの結局行けず。
 レンタルも安くなったタイミングでDVDにて鑑賞。
 結果としては映画館に行かなくて正解だったかも・・・好きなだけじゃ面白い映画は撮れない、ということをまざまざと見せつけられる作品でした。

 ナチスが月から攻めてくる!というプロットそのものはバカバカしくて非常に魅力的。
 でもお祭り騒ぎのようににぎやかな作品を期待すると肩すかし・・・盛り上がりどころのない非常に平坦な印象の作品になってしまっているのが残念。
 ラストの展開などの、ナチスもひどいけど現代社会も充分ひどいよね~という風刺をきかせた描写もまじめなだけで笑いにつながっていない。おそらく決定的に足りないのは悪意
 そして観客を楽しませようという精神も・・・。 

 それでもヒロインが改心するきっかけが、それまでナチスを称賛する10分の短編だと思っていたチャップリンの『独裁者』を全編観ること、という展開は好きだし、CGや役者さんも頑張っている。
 出来はよくないけれど、決して嫌いではない、このスタッフとキャストの次の作品も観てみたいと思わせる作品でした。

アイアン・スカイ [DVD]

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 クロエ・グレース・モレッツ主演のリメイク作というと『ぼくのエリ』をリメイクした『モールス』というのがあったけど、あれは期待しただけにいまいちな出来(ヒロインが悪女にしかみえない)・・・。
 というわけで、あまり 大きな期待はしないようにしてみた『キャリー』でしたが、
予想外によかったです!

 そもそもブライアン・デ・パルマ監督によるオリジナル作品は「怖そう」という理由で観ていないのですが、それもよかったのかも。もちろん基礎知識としておおまかなあらすじは知っていましたが。  いきなりジュリアン・ムーアの出産シーンからはじまる本作、つい先日『9か月』で若いころの彼女の出産シーンをみたばかりですが、あの映画の祝福ムードとは程遠い不穏な空気・・・生まれてきた途端に赤ちゃんを殺そうとするものの、目が合ってしまい殺せなくなり抱きしめる・・・この時点で一気に引き込まれます!

 超能力を持ったいじめられっ子の復讐劇というとかなり語弊があるかも。さわやかではない青春映画・・・ラッキー・マッキー監督の『MAY』が大好きな私としては、今回の『キャリー』もけっこう好きな映画。

 キャリーを演じるクロエ・グレース・モレッツはいじめられっ子にしては健康的な雰囲気。暗い表情より明るい表情が似合うだけに、悲劇に至る直前の束の間の幸せに心がしめつけられます。  待ちうけている展開を知っているだけに終始ため息まじりで観てましたが、そんな中、いじめっ子たちにきっちり落とし前をつける大暴れシーンは、起きていることは惨劇なのに、少しほっとする場面(☆゚∀゚)
 『キック・アス』『モールス』『ヒューゴ~』『ダークシャドウ』etcとクロエ・モレッツの出ている映画はわりと観ていますが、その中では一番好きな作品でした。

 予告編はこちら。

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